CLANTREE

STORY

ラオス産のチーク材に、日本が誇る家具づくりの技を注ぎこみ、ついに完成した「CLANTREE」の家具、第一弾。発表までに約3年。私たちはラオス訪問を重ね、植林地や製材所を訪ね、顔の見えるネットワークと、何よりかけがえのない信頼関係を築いてきました。次なるステージで思い描くのは、木材の調達だけにとどまらず、ラオス現地でも安定的に家具を生産できる仕組みづくりです。すでに日本にもラオスの青年たちを招き、家具製作の技術指導に取り組んでいます。

「CLANTREE」が志すのは、世界の様々な国々でモノづくりの喜びを共有し、産業の発展や暮らしの豊かさに貢献できること。そのためには、使い手と作り手のどちらも幸せにできる、時代に消費されない、本当によいモノづくりを目指さなければなりません。大量生産の流れに逆らう、私たちの挑戦。世界の仲間たちに出会う「CLANTREE」の旅は、まだ始まったばかりです。

TEAK

チーク材は、世界三大銘木に数えられる高級材のひとつ。現在では各地で伐採が制限され、輸入も規制されているため、日本では手に入りにくい希少な素材となっています。このたび「CLANTREE」が、ラオスの大切な資源であるチーク材を使った家具づくりに携われることは、貴重な巡り合わせです。チーク材の魅力は、その耐久性と、美しさ。油分が多く、硬く頑丈であるため、古くは造船木材として使われてきました。

同じ理由から、住居ではフローリングなどにも用いられ、アジアで歴史のある高級住宅などを訪ねると、チーク材の床は人々の暮らしの中で年月に磨かれて、金色とも形容したいような神々しい輝きを放っています。「CLANTREE」の家具も、10年、20年と、美しさが育まれてゆく家具です。時を重ねるほどに愛着が増す、一生モノにふさわしいデザインでご提案します。

QUALITY

上質な素材と、最先端技術による精度の高さ。そして、人の手による繊細な仕上げ。それこそが、「CLANTREE」が世界に誇りたい品質です。高性能のマシンを駆使するだけでなく、職人から職人へと受け継がれてきた日本の家具づくりの心を伝え、「私たちでなければ作れない」といえる、ゆるがぬ品質を目指しています。長く安心して使える造りの確かさはもちろんのこと、日本の職人が仕上げた家具は、手でふれた時の感触の良さでわかります。

それは、職人たちが何度も手でさわっては磨きをかけて、木材と対話するように重ねた丹念な手仕事の賜物です。これらの品質をもって私たちがお届けしたいのは、人生に寄り添える家具。さらには代々、そのご家庭で使い続けていただけるならば、作り手にとって、これほど幸せなことはありません。